待ちに待ったゴールデンウィーク。いつもなら、会津の親戚の所へ山菜取りにお邪魔するのだが、コロナ禍のこのご時世なので、自粛。
しかしながら、せっかくのGW、家に籠りっきりも何なので、人との接触を断った山籠もりをしに、30年ぶりに奥鬼怒のとある場所へと行ってきました。
空はピーカンだが、吹く風が冷たい。途中コンビニにより、買い出しを済ませて目的地へと向かう。
30年前足繫く通った場所は
時おり小雨が舞う天気なので、天幕は必須。シルバーシートを張って、設営完了。
一部だけでなく、辺り一帯の地表がゴミで埋め尽くされているそんな状況に閉口です。
しかし太平洋側ということもあり、山の残雪も見当たらず雪代も終わっているようで、渓の水量はほぼ平水。
時おり舞い落ちてくる小雨のなか、テンカラ竿を振ってみます。
沈んだパラシュートに来たようです。
お目当ては、沢沿いになら必ず生えているフキノトウ。天ぷらにして食べようと思います。
んっ、この岩盤の崖、記憶に残っている。昔ここの退避スペースで、テントを張って、発電機回して宴会した記憶がある。
釣った岩魚をここで焼いて食べたな~
しばらく歩いてみましたが、フキの葉をたまに見つけるくらいで、フキノトウは全く見当たりません。
空も暗くなり、雨も本降りの様相なのでベースに戻ることにします。
冷たい小雨の舞う中、来る途中に生えていたフキノトウを取りに行くことに。
足場の悪い砂の崩れた斜面に点在する花の咲いたフキノトウを、斜面を登って採る。コースケは油断をすると滑り落ちそうな足場に苦労しながらもついて、フキノトウをゲット。天ぷらにするなら、大きく塔立ちしていても問題ありません。
衣をつけたら…
今晩のメニューはコースケのリクエストでシュラスコ、そしてソラマメをサヤのまま丸焼きに。
ソラマメの出回る時期に、キャンプでおすすめの食べ方です。
寒さに負けて
時おり舞う霧雨は、山向こうから流されてきているようだ。空を見上げると、雲がけっこうな速さで流れている。今日も釣りをするつもりだったが、この強風では釣りになりそうにもありません。
朝飯を食べてから、しばらく雲行きを見ていたが、流れる雲の速さは相変わらず…
やはりGWに標高1,000m超えの場所に来るのはちょっと早かったようです。
意を決して、撤収することにします。
スーパーバッグ一杯に、コゴミを採って、お土産に。
そして奥鬼怒を後にします。